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フィギュアスケーターズの華麗ないちにち

719 :氷上の名無しさん@実況厳禁:2010/04/11(日) 04:53:02 ID:cizZywzlO
視界が止まった。万雷の拍手だ。おじぎをした。
あの時の少女が駆け寄って来る。隣りにはもう少し年上の女性。自分はいつも彼女に頭が上がらなかった気がする。でも決してそれが嫌ではなかった。
青年達も笑みを浮かべてやってきた。
「―成君」
そう呼ばれた。彼は自分より年下なのに自分よりしっかりしている。追い越されないようにしないと。
「凄かったよ」
大きな瞳の青年が、やはり大きな口を開けて笑った。彼は―先輩だ。色々あったけど、とても大事な―

「やっぱ楽しいなあ、フィギュアスケート!」

彼が言った。自分は満面の笑みで頷いていた。フィギュアスケート―
―そうだ、次のショーの練習をせな。寝てる場合やない、ソチに向けてやることが沢山あるんや―

信成は目を覚ました。見慣れない白っぽい部屋だ。
「信成君が―目を覚ましました!」
誰かが部屋を駆け出して行く。記憶がハッキリしないが、自分は怪我でもしてしまったのだろうか?
厚い布団を上げ、足を動かしてみる。何事もない。自分に何がおこったかはわからないが、きっとまた、滑れる。
信成はそれだけで、自然と笑顔になった。

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